株式・ETF投資による資産形成の記録

40代サラリーマンが2020年2月にスタートした株式・ETF投資で資産形成をしていく過程の記録です。

セクター・銘柄比率を再考中

ETFに含まれる銘柄を調査してみた

前回の記事「ベンチマークにしている景気循環別比率」では以下のような景気循環別比率になるように購入していると書きました。 

特徴 目標
回復 26.6%
後退 6.7%
好況 12.2%
不況 54.5%

現在、SPYD、VYM、HDVVDC、VGT、VOOと6種類のETFを組み合わせて上記の数値をベンチマークして組んでいましたが、各銘柄の比率がどのような感じなのかを確認していませんでした。

そこで各ETFに含まれる銘柄をETFの販売元の会社のページからダウンロードしてきて、自身が設定した比率で購入するとどのような銘柄に投資することになるのかを調査しました。

 

ETFの調査結果

今回組み換えたもの、前回ご紹介したもの、そしてS&P500 ETFのVOOの3つを比較してみました。

切り口 Ticker 今回 前回 VOO
TOP25 - 48.6% 47.7% 39.0%
TOP50 - 62.6% 60.7% 53.5%
TOP100 - 76.6% 74.3% 69.3%
TOP200 - 87.1% 87.2% 84.4%
GAFAM   12.2% 5.7% 19.4%
Alphabet Inc. Class C GOOG 0.4% 0.0% 1.6%
Alphabet Inc. Class A GOOGL 0.4% 0.0% 1.6%
Amazon.com Inc. AMZN 0.8% 0.1% 3.8%
Facebook Inc. Class A FB 0.4% 0.1% 1.9%
Apple Inc. AAPL 5.1% 2.7% 4.9%
Microsoft Corp. MSFT 5.2% 2.7% 5.6%
バフェット太郎銘柄   20.3% 23.2% 8.1%
Procter & Gamble Co. PG 5.4% 5.2% 1.3%
Coca-Cola Co. KO 3.6% 3.9% 0.8%
Walmart Inc. WMT 3.1% 3.0% 0.7%
Johnson & Johnson JNJ 1.6% 2.3% 1.6%
Philip Morris International Inc. PM 1.7% 1.9% 0.5%
Verizon Communications Inc. VZ 1.2% 2.0% 1.0%
Altria Group Inc. MO 1.4% 1.5% 0.3%
Exxon Mobil Corp. XOM 1.1% 2.2% 0.7%
International Business Machines Corp. IBM 0.7% 0.8% 0.5%
McDonald's Corp. MCD 0.5% 0.4% 0.6%

 

まず、最初に上位組み込み銘柄への偏りをみてみました。

今回も前回もVOOと比べると上位銘柄の比率が高くなっています。これは特定セクターに特化したETFや100銘柄前後で構成されるETFを購入しているため想定通りです。

 

次が、GAFAMの構成銘柄です。

前回のポートフォリオでは5.7%と低いことがわかりますが、今回の変更によって12.2%と2倍以上に比率が高まりました。今後数年に渡って、これらの企業が成長し続けることは間違い無いかなと思っているものの、現在の株価はかなり先の成長まで折り込まれているだろうし、こんなもんかなと思っています。

 

最後に、バフェット太郎さんが書籍で紹介されていた保有銘柄10種です。

これは前回も今回もVOOの2倍以上という結果になっていますが、これも意図した通りになっているのでよかったです。

 

その結果、景気循環別の比率は以下のようになりました。 

特徴 今回 前回 VOO
回復 36.3% 26.6% 36.4%
後退 3.2% 6.7% 2.7%
好況 10.5% 12.2% 23.5%
不況 50.0% 54.5% 37.5%

GAFAMなどのハイテク株比率が高まったこともあり、回復の比率が10%上がりました。一方、それ以外の比率は下がりました。VOOと比較すると好況と不況の比率が大きく違うようです。

今回の変更によって、不況比率を維持しつつ、成長を期待できるハイテク比率を高められたことは意図通りの結果になっていたので、来週以降はこの比率で購入を進めていこうと思います。